2024年6月¶
2024年6月26日
このページでは、新たにリリースされ、DataRobotのSaaS型シングル/マルチテナントAIプラットフォームで利用できる機能についてのお知らせと、追加情報へのリンクを掲載しています。 リリースセンターからは、次のものにもアクセスできます。
注目の新機能:トライアルユーザーのサポート¶
これまで、DataRobotのトライアルユーザーは、サポートが必要な場合やDataRobotアプリケーションの操作について質問する場合は、DataRobotコミュニティに案内されていました。 今回のリリースから、トライアルユーザーはDataRobotサポートチームが提供する 「きめ細かな対応」を受けることができます。 アプリケーションの右上隅にあるヘルプアイコンをクリックし、メールによるサポートを選択すると、サポートチームへのメール送信画面が開きます。
できるだけ詳しく説明してください。 DataRobotプラットフォームの操作を続行できるよう、サポート担当者が迅速に対応します。
6月リリースの機能¶
次の表は、新機能の一覧です。
目的別にグループ化された機能
名前 | 一般提供 | プレビュー |
---|---|---|
エクスペリエンス | ||
ワークベンチでのユーザーエクスペリエンスの変更 | ✔ | |
モデリング | ||
DataRobot ClassicのデータセットをNextGenに移行 | ✔ | |
ワードクラウドをワークベンチで一般提供 | ✔ | |
ワークベンチでコンポーザブルブループリントのサポートを開始 | ✔ | |
インクリメンタルモデリングで最大インクリメントサイズを引き上げ | ✔ | |
予測とMLOps | ||
ホストされたカスタム指標の作成 | ✔ | |
NextGenのレジストリで特徴量のインパクトを計算 | ✔ | |
NextGenのレジストリでカスタム実行環境を管理 | ✔ | |
Notebooks | ||
スタンドアロンのノートブックをcodespaceに変換 | ✔ | |
サポート終了/移行ガイド | ||
Tableau Analytics拡張機能と出力アダプターの削除 |
_* プレミアム機能__
ワークベンチでのユーザーエクスペリエンスの変更¶
デプロイのたびに、DataRobot ClassicからNextGenへの新機能の移行が行われ、2つのエクスペリエンスが同等になりつつあります。 さらに、特にワークベンチでは、常に改善が行われています。
データ¶
ワークベンチのデータ探索ページで機能強化と新機能の追加を行いました。
- データ探索ページでは、データセットのバージョン管理、およびデータセットの名前変更とダウンロードができるようになりました。
- 特徴量セットのドロップダウンは、データ探索ページで独立したタブになりました。
ワークベンチには、次の改善も行われています。
- 新しい特徴量の計算で、オートコンプリート機能が改善されました。
- 動的データセットを使ってエクスペリメントを設定できるようになりました。
モデリング¶
今回のリリースでは、モデリングに対して以下を含むさまざまな改善が加えられています。
-
リーダーボードでのソート動作が変更されました。 少なくとも1つのモデルですべてのバックテストまたは交差検定パーティションが計算されると、モデルはこのパーティションを使用して自動的に並べ替えられるようになりました。
-
右パネルのワーカーキューからモデリングに利用できるワーカー数をコントロールできるようになりました。
-
EDA2の計算時に、DataRobotがターゲットリーケージを持つ特徴量を特定すると、特徴量の有用性が表示されている各特徴量の横にバッジが追加されます。
-
時系列モデルの新しい特徴量セットを作成する際に、順序付け特徴量を含めることも除外することもできるようになりました。
一般提供¶
ワードクラウドをワークベンチで一般提供¶
分類と連続値のプロジェクトのためのテキストベースのインサイトであるワードクラウドが、ワークベンチで一般提供されました。 最も影響力のある単語や短いフレーズが最大200個表示され、ターゲットと単語の相関関係を理解するのに役立ちます。 ワードクラウドでは、個々の単語の詳細を表示したり、表示をフィルター処理したり、インサイトをエクスポートしたりできます。
ホストされたカスタム指標の作成¶
ホストされたカスタム指標を使用すると、組織独自の指標をデプロイに実装し、カスタムジョブのインフラストラクチャで指標計算を実行できます。 カスタム指標ギャラリーは、予測モデルと生成モデルで、ホストされた各種カスタム指標を実装する、事前に作成された、再利用可能で共有可能なコードの一元化されたライブラリを提供します。
詳しくはドキュメントをご覧ください。
プレビュー¶
DataRobot ClassicのデータセットをNextGenに移行¶
5月のSaaSリリースで追加されたアセット移行機能を拡張しました。(AIカタログ内でオーナーアクセス権を持ち、)DataRobot Classicプロジェクトに関連付けられたデータセットもすべてNextGenに移行されるようになったため、ユースケースの機能をフル活用できます。
プレビュー機能のドキュメントをご覧ください。
デフォルトではオンの機能フラグ:アセットの移行を有効にする
ワークベンチでコンポーザブルブループリントのサポートを開始¶
リーダーボードから、モデルのブループリントにアクセスして、前処理ステップ、モデリング、後処理ステップを含めた、モデルフィッティングのためのエンドツーエンドの手順の概要を確認できます。 組み込みタスクとカスタムPython/Rコードを使ってブループリントを編集できるようになりました。 新しいブループリントをDataRobotの他の機能(MLOpsなど)と一緒に使って、生産性を向上させることができます。 ブループリントの編集では、ブループリントのノードとコネクターを変更、追加、または削除します。 検証メッセージにより、新しいパイプラインに関する潜在的な問題が報告されます。 構築した新しいブループリントは、編集ウィンドウからトレーニングできます。 または、後でトレーニングするためにリポジトリに保存することもできます。
プレビュー機能のドキュメントをご覧ください。
デフォルトではオンの機能フラグ::ワークベンチのブループリントでComposable MLを有効にする
インクリメンタルモデリングで最大インクリメントサイズを引き上げ¶
インクリメンタルモデリングの_デフォルト_のインクリメントサイズは4GBですが、インクリメント(「チャンク」)を10GBまで増やすことができるようになりました。 組織の管理者は、機能フラグ「20GBのスケールアップモデリングの最適化を有効にする」を有効にすると、ユーザーの最大インクリメントサイズを20GBに増やすことができます。
プレビュー機能のドキュメントをご覧ください
デフォルトではオンの機能フラグ:増分学習を有効にする、データのチャンキングサービスを有効にする(10GB)
デフォルトではオフの機能フラグ:20GBのスケールアップモデリングの最適化を有効にする
NextGenのレジストリで特徴量のインパクトを計算¶
NextGenのレジストリで、DataRobotモデルとカスタムモデルに特徴量のインパクトが提供されました。 登録されたモデルバージョンの「インサイト」タブでは、計算方法としてSHAPまたはPermutationベースの有用性を用いて、特徴量のインパクトを計算することができます。 モデルの決定を最も強力に推進している特徴量の高レベルの視覚化を提供します。
プレビュー機能のドキュメントをご覧ください。
デフォルトではオンの機能フラグ:**NextGenでカスタムモデルに対してSHAPを有効にする
NextGenのレジストリでカスタム実行環境を管理¶
NextGenのレジストリに「環境」タブが提供されました。このタブでは、カスタムモデル、ジョブ、アプリケーション、ノートブックのカスタム実行環境を作成および管理できます。
プレビュー機能のドキュメントをご覧ください。
デフォルトではオンの機能フラグ:カスタム実行環境でNextGen UIを有効にする
スタンドアロンのノートブックをcodespaceに変換¶
プレビュー版の機能です。DataRobotでスタンドアロンのノートブックをcodespaceに変換し、永続的なファイルストレージやGitとの互換性といったワークフローの機能をさらに組み込めるようになりました。 これらのタイプの機能にはcodespaceが必要です。 ノートブックを変換する際、DataRobotは環境設定、ノートブックの内容、スケジュールされたジョブ定義など、多くのノートブックアセットを保持します。
プレビュー機能のドキュメントをご覧ください。
デフォルトではオンの機能フラグ:スタンドアロンのノートブックからcodespaceへの変換を有効にする
サポート終了/移行ガイド¶
Tableau Analytics拡張機能と出力アダプターの削除¶
DataRobotではこれまでに、InsightsとWhat-Ifという2つのTableau拡張機能を削除しています。 今回のアップデートでは、パブリックプレビュー版のTableau Analytics拡張機能が、Tableau 出力アダプターと共に削除されました。
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